TOP > 施術師ブログ > 施術師からのお便り > ■え!? そんなに鈍感??背中って… ~ 「二点弁別閾(にてんべんべついき)」

施術師ブログ

[投稿日] : 2018.04.23 [カテゴリ] : 施術師からのお便り [タグ] : 二点弁別閾 / 感覚

■え!? そんなに鈍感??背中って… ~ 「二点弁別閾(にてんべんべついき)」



みなさん、こんにちは。

いきなり「そんなに鈍感??背中って…」と書いたので驚かれましたでしょうか 笑

では、まずボールペンを2本用意してください。
その2本のボールペン(芯は引っ込めておいてください)の先を幅3cmくらい開けて
目をつぶって、ご自身の二の腕に2本同時に当ててみてください。

どうですか?
2本(2点)当てているのに1本(1点)に感じませんか?
ペン先を離していけば、どこかで2本に感じてきます。

なぜでしょう。

そのくらい二の腕の感覚は鈍くできているのです。

そして、背中はもっと鈍くなっています。

ボールペンを4cm離してお近くにいる人の背中に当ててみてください。

それでも1本(1点)に感じるはずです。
(個人差はあります)

次に、シャープペンシル(芯は出さず)の先を2~3mm離して、指先に当ててみてください。

この間隔でも2本(2点)に感じますよね。
指先は逆にすごく敏感なのです。


みなさんも、ご自身のお身体で部位によって、感覚の敏感さが違うのは何となくお感じかと思いますが、これほど違うんですよね。


個人差はありますが、背中の感覚は指先のなんと大よそ10~30倍も(!)鈍感となっています。

これは、
・外傷を受傷する際、生命維持への影響が大きい部位は敏感に、影響の小さな部位は鈍感に。
 ・生命活動を営む上で(生活スタイル)、多くの情報が必要な部位ほど敏感に。
との理由からだといわれています。


「敏感」とういう事は、その部位の神経分布密度が高く、
「鈍感」はその逆という事です。


それを数値で確認するのが「二点弁別閾」です。
(医療では、皮膚感覚の「触圧覚神経」の識別能力を確認する尺度として使用されています)

二点弁別閾とは、体表に与えられた2点を「2点」と感じられる最短距離を言います。


以下、体の部位を敏感な順に記します。
*個人差はありますよ。

・手指、 口唇、 手のひら、 手の甲、 鼻、 頬、 
足底、 足指、 腹、 胸、 腕、 脚、 背中
(手指や唇の二点弁別閾は1~5mm、背中では50~150mmくらいと言われています)


同じ部位でも、2点の向きによって二点弁別閾は異なってきますので、よろしければお試しください。


以上、今回は雑学的なお話でした。
メニューを閉じる